年の瀬は何かとイベントが多く、普段以上に手書きが功を奏する時期です。今年1年を振り返って身近な人に感謝の言葉をしたためれば、相手の心に響くと同時に、自分の気持ちも新たになるはず。
年末年始の代表的な挨拶状といえば年賀状ですが、クリスマスカードや寒中見舞いなど、手書きするチャンスはたくさんあります。
12月上旬〜20日まで「お歳暮」
お歳暮を贈る時期は12月上旬〜20日頃が一般的(贈り先の地域によって贈る時期が異なる場合があり)とされています。贈り物にメッセージを添える場合や、遠方へ贈り物を配送する場合には別便で添え状を送る場合もあります。また、自身がお歳暮をいただいた場合にはお礼状をお送りするとよいでしょう。「お世話になっております」は事務的で気持が伝わりずらいので、自分の言葉で表現することをお勧めします。
12月上旬〜25日まで
「クリスマスカード」
クリスマスに似合う切手を貼ってポストに投函するほか、忘年会やクリスマス会のときに手書きでメッセージを書いたカードを渡せば、1年の感謝の気持ちを伝えられると同時に、来年以降のさらなる信頼関係につながるはず。「よいお年をお迎えください」のひと言が、あわただしい時期のちょっとした“癒し”にもなりそう。
元旦〜1月7日まで「年賀状」
年賀状は1/7(松の内)までに到着するよう送るのがよいとされています。近年はメールアドレスやSNSのアカウントがわかれば、
住所を知らなくても年賀状を送れるサービスもあります。売上の一部が復興支援などに役立てられるチャリティー年賀状にも注目を。
1月8日~2月4日(立春)まで
「寒中見舞い」
寒中見舞いとは1年のうちで最も寒さの厳しい時期に「体を大事にしてください」という気持ちを込めて送るもの。
年賀状を送りそびれてしまったときや、(相手が)喪中の人、(自分が)喪中と知らずに年賀状を下さった相手にも送れます。
2月5日以降「余寒見舞い」
暦の上では春ですが、まだ寒いので余寒(よかん)見舞い。「余寒」とは日本語ならではの季節を感じる美しい言葉です。
春の訪れを告げる花/福寿草や節分草の絵柄が似合いそう。「春が待ち遠しいですね」「暖かな陽射しを待ち望んでいます」
などの言葉を添えて。