2月<如月:きさらぎ>に使える時候の挨拶を、ビジネス編(フォーマルなシーン)とプライベート編(カジュアル/かしこまったシーン)に分けてご紹介します。
2月のイベント/節分、バレンタインデー
2月は、実際には一年の中で寒さが最も厳しく、雪も多い季節です。 しかし、暦の上では3日頃に節分、4日頃には「立春」を迎え、春が始まります。 寒い中でも日脚が伸び、春の植物が咲き始め、東風が吹くなど、少しずつ訪れる春に焦点を当て、明るく温か味のある時候の挨拶にすると良いでしょう。
寒さと新年から張り詰めていた緊張から、お相手の心もホッとひと息つくことができるでしょう。
そして、「春=動き出す」季節。お相手の新しい活躍を祈ったり確信する言葉を繋げるとより良いでしょう。
ビジネス編
日脚伸ぶ立春の候、貴社におかれましては、ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。
三寒四温の候、体調管理が難しいものですが、○○様にはご健勝のことと拝察いたします。
梅のつぼみも膨らみ始め、春の兆しを感じる頃となりました。
□□様におかれましては、一層ご清祥のことと存じます。
□□様におかれましては、一層ご清祥のことと存じます。
立春の候、□□様におかれましてはますますご清福にお過ごしのこととお喜び申し上げます。
清らかな香り漂う梅花の候、ご清祥のこととお喜び申し上げます。
先日の春時雨のあとに「春の虹」を見ました。
このたびの共同企画を後押ししてくれるかのようで幸先良く感じます。
このたびの共同企画を後押ししてくれるかのようで幸先良く感じます。
向春の候、支店長がご退職なさるこの日が迫る中、心の整理ができないままでおりましたが、お礼の気持ちをお伝えしたく筆を執っております。
梅のさわやかな香りが漂うこの頃、貴社の皆様におかれましては、ご健勝にお過ごしのことと存じます。
春寒の候、ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。
梅花の候、貴社におかれましては、ますますご盛栄の段、大慶に存じます。
寒明けするも記録的な大雪に見舞われるこの頃、貴社の皆様、ご無事でいらっしゃいますでしょうか。お伺い申し上げます。
東風吹く季節、寒い中にも春が近づいているのを肌で実感いたします。
躍動的な季節に向けて、ますますご多忙のことと存じます。
躍動的な季節に向けて、ますますご多忙のことと存じます。
<使用時期について>
上記の表では文例に合わせて使用時期を上旬・中旬・下旬で分類していますが、なかには複数時期に渡り使用できるものや、2ヶ月に渡り使用できる時候の挨拶もあります。
また、その年の気候に合わせて送るお相手の住んでいる地域や、送り手が住んでいる地域で感じている季節感を盛り込むことも大切です。
上記の表では文例に合わせて使用時期を上旬・中旬・下旬で分類していますが、なかには複数時期に渡り使用できるものや、2ヶ月に渡り使用できる時候の挨拶もあります。
また、その年の気候に合わせて送るお相手の住んでいる地域や、送り手が住んでいる地域で感じている季節感を盛り込むことも大切です。
プライベート編
晩冬の候/向春の候/余寒の候/梅香匂う頃
梅のつぼみもふくらみかけてまいりました。
春一番が吹き、寒さもようやく和らいできました。
本格的な寒さが身にしみる頃、風邪をひいていませんか。
春の訪れまで、まだいくらか日があるようです。
1年でいちばん寒さの厳しい時期、春の便りが待ち遠しいですね。