年賀状の起源/年賀状を送る時期/年賀状のポイント

年賀状を書くときに知っておきたい基本的なポイントをご紹介します。

「年賀状」とは?(起源について)

年賀状の歴史は古く、平安時代後期の手紙の文例集にはすでに新年の挨拶を含む文例がみられます。しかし、年賀状という形ではなく、書状に新年の挨拶を一筆書き添えるという程度のものでした。年賀状としてはっきりとした形をとるのは、江戸時代後期のことです。さらに、今のようなはがきスタイルになったのは、明治以降郵便制度が整い、はがきが誕生してからです。明治20年頃にははがきによる年賀状が定着しました。1949年お年玉付き郵便はがきが初めて発行され、大ヒットしたことを機に年賀状の送付量は急激に伸びていき、現在に至っています。

「年賀状」を送る時期について

できるだけ日本郵政グループの推薦投函日までに出し、元日(遅くても3日)までに届くようにします。もし遅くなっても、松の内(1月7日)までに届くように送ると失礼にあたりません。
1月8日以降に届く場合は、正式には年賀状ではなく「寒中見舞い」になります。遅れたお詫びも書き添えると印象がよくなるでしょう。

こんなときはどうしよう?

年賀はがき以外で送るときにはどうすればいいの?

年賀はがき以外の官製はがきや私製はがきを使うときは、一般郵便と区別するために切手の下に「年賀」と朱筆を入れます。文字ははっきりと書き、年賀状用のポストに投函しましょう。

年賀状を出すのが遅くなったときには、どうすればいいの?

準備が遅くなったり、出していない方から届いたり、住所を間違い返送されるなどして、年賀状を出すのが遅くなったときでも、松の内(1月7日)までに届く場合は年賀はがきで出します。
松の内を過ぎた場合は、立春(2月4日)頃までは「寒中見舞い」として出しましょう。

「年賀状」のポイント

年賀状は、はがき1枚で人との交流ができる、日本の素晴らしい風習です。
一年に一度だからこそ、友人やお世話になった方はもちろん、毎日職場で顔を合わせている方や、反対になかなか会うことのできない遠方の方にも、ぜひ送りたいものですね。
新しい一年を迎える喜び、祝う気持ちや、旧年中お世話になったお礼、一年のお付き合いのお願い、相手の健康・幸福・繁栄を祈る気持ちなどを書きます。
新年に相応しい晴れやかな言葉で書かれた年賀状は、相手の方にとっても、もらって嬉しく、良き一年のスタートとなることでしょう。

忌み言葉

死など不吉なできごとを連想させる言葉は避けましょう。
去年、終わる、衰える、病む、病気、寝込む、消える、枯れる、滅びる、苦しむ、落ちる、壊れる、崩れる、倒れる、失う

<注意>「去年」という言葉は日常使うことがありますが、「去」というのは、「去る」「離れる」という意味があり縁起が良くないので、年賀状には使わないように気を付けましょう。代わりに「昨年」や「旧年」を使いましょう。
紙シリーズ:はがき箋、ポストカードは年賀状・寒中見舞いにも最適です。
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