1月<睦月:むつき>に使える時候の挨拶を、ビジネス編(フォーマルなシーン)とプライベート編(カジュアル/かしこまったシーン)に分けてご紹介します。
1月のイベント/おそい年賀状、寒中見舞い
新しい年を迎え、心新たに動き出す月。縁起の良い風景や出来事(吉兆)を入れて、お相手の一年の多幸を確信するように書くと印象がよいでしょう。 また、1月6日頃に小寒、20日頃に大寒を迎え、とても寒い時期ですが、そのような中でも強く美しく咲くお花(福寿草・水仙・寒桜・寒椿・臘梅など)があります。
それらのお花のように、お元気で活躍していらっしゃることを想う言葉を綴るのも素敵ですね。
ビジネス編
初晴れではじまった本年。
貴社には、ますます幸多き年になられる吉兆とお喜び申し上げます。
貴社には、ますます幸多き年になられる吉兆とお喜び申し上げます。
淑気満つ初春の候、貴社の皆様におかれましては、よいお年をお迎えになったことと存じます。
寒の入りとともに寒さが一段と厳しくなってまいりましたが、 ○○社長におかれましてはますますご壮健のこととお慶び申し上げます。
凛とした冷たい空気に、風花が美しく輝くこの頃、○○様にはご清祥のことと存じます。
寒中お見舞い申し上げます。厳しい寒さの中、ひだまりのような福寿草に心温まる季節。
お元気でご活躍のことと拝察いたします。
お元気でご活躍のことと拝察いたします。
寒中お見舞い申し上げます
貴社におかれましては、希望に満ちた新年をお迎えのことと存じます。
貴社におかれましては、希望に満ちた新年をお迎えのことと存じます。
使用時期:松の内を過ぎてから立春の前日まで
(※)「希望に満ちた新年をお迎えのことと存じます」と続けているため、中旬までに使います
使用例:【文例】寒中見舞い 年賀状への返信 取引先へ(松の内を過ぎた場合)
(※)「希望に満ちた新年をお迎えのことと存じます」と続けているため、中旬までに使います
使用例:【文例】寒中見舞い 年賀状への返信 取引先へ(松の内を過ぎた場合)
寒中お見舞い申し上げます
皆さまにはそろってよき新年をお迎えのことと存じます。
皆さまにはそろってよき新年をお迎えのことと存じます。
寒中お見舞い申し上げます
厳寒の折、お健やかに新年を迎えられたことと存じます。
厳寒の折、お健やかに新年を迎えられたことと存じます。
生命力に満ちた寒椿が活力を与えてくれる厳冬の候、いよいよご活躍のこととお祝い申し上げます。
大寒の候、凛として咲く寒桜を見ては背筋を正す毎日でございます。
本年に入り、まだご挨拶にお伺いできず失礼しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
本年に入り、まだご挨拶にお伺いできず失礼しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
凛とした冷たい空気に、風花が美しく輝くこの頃、○○様にはご清祥のことと存じます。
大寒に入り寒さが身にしみるこの頃でございますが、お変わりなくご健勝のことと存じます。
寒中お見舞い申し上げます
十年ぶりの大雪となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
十年ぶりの大雪となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
<使用時期について>
上記の表では文例に合わせて使用時期を上旬・中旬・下旬で分類していますが、なかには複数時期に渡り使用できるものや、2ヶ月に渡り使用できる時候の挨拶もあります。
また、その年の気候に合わせて送るお相手の住んでいる地域や、送り手が住んでいる地域で感じている季節感を盛り込むことも大切です。
上記の表では文例に合わせて使用時期を上旬・中旬・下旬で分類していますが、なかには複数時期に渡り使用できるものや、2ヶ月に渡り使用できる時候の挨拶もあります。
また、その年の気候に合わせて送るお相手の住んでいる地域や、送り手が住んでいる地域で感じている季節感を盛り込むことも大切です。
プライベート編
頌春の候/新春の候/寒に入り/厳寒の候
初春にふさわしく、のどかな天気が続いています。
風花の舞う今日この頃でございます。
あけましておめでとうございます。どんなお正月をお過ごしでしたか。
新年を迎え、新たな気分でお過ごしのことと思います。
正月気分がようやく薄れ、またいつもの毎日が戻ってまいりました。