年賀状は、日本人が世界に誇れる素晴らしい風習の一つです。
一年の節目だからこそ、お互いの幸せを願って文字をつづれば、きっと明るい未来がひらけます。新年が幸せに満ちた一年になることを願って、旧年中の感謝や、繁栄や健康を願うフレーズ、新年の抱負をつづりましょう。
年賀状・寒中見舞いのマナーは下記でご紹介しています。
お相手別 気の利いた文例
義理のお父様、お母様へ
どんな言葉をつづったらうれしいか、相手の喜ぶ様子を想像しながら文字をしたためて。一般的には、子ども(孫)や義母の手料理の話題、健康を気遣う言葉がよいでしょう。
- ・お父さん、お母さん、ご無沙汰しておりすみません。
春に誠一を連れて帰省します。そのときを心待ちにしています。 - ・悠馬がスクスク元気に育っているのは、お父さま、お母さまのおかげです。
本年もよろしくお願いします。 - ・3日にお会いできることを楽しみにしています。
お母さんの錦玉子、今度こそマスターしたいです。 - ・いつもよくしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
身体に気を付けて、ますます元気なお二人でいてください。 - ・健康に留意して、おだやかな毎日をお過ごしください。
帰国後のお土産話、楽しみにしていてくださいね。
親戚へ
あまり顔を合わせない相手であれば、健康を気遣う言葉や再会を願う言葉を添えるほか、近況を知らせるのもよいものです。親しみを感じてもらえるでしょう。共通の話題があれば、その話題に触れても。
- ・ご無沙汰しております。昨夏の法事の際にはありがとうございました。益々のご発展とご健勝をお祈りしています。
- ・東京でも朝晩の冷え込みが続いています。そちらはいかがですか。どうかご自愛のうえ、よき一年をお過ごしください。
- ・お久しぶりです。お変わりありませんか。福岡にお越しの際はぜひお知らせください。
- ・その後、お元気ですか。私は今月からピアノを習いはじめることにしました。楽しみが広がりそうです。
- ・お姉さん、お久しぶりです。いつも麻衣子によくしていただき、ありがとうございます。今年はいよいよ受験生。引き続き、温かく見守ってください。
友人、同僚へ
手書きだからといって肩肘張らず、メールを打つ感覚で、普段と同じ言葉でしたためて。新年の幸せを願う言葉や、今年の抱負・意気込みを伝えるのも◎。
- ・20XX年がお互いにとってますますよい一年になりますように。
- ・久しぶり。その後、お元気ですか。茜ちゃんは大きくなったかな。
笑顔いっぱいの毎日を過ごせますように。 - ・旧年中は素敵なご縁をありがとうございました。
またお会いできますときを楽しみにしています。 - ・おかげさまで、10月に新しい家族が誕生しました。
今年は飛躍の年になるよう、努力してまいります。 - ・ご無沙汰しています。その後、変わりなくお過ごしですか。
今年こそ再会できますように。お互いの幸せを願って。
お世話になっている目上の方へ
日頃の感謝を伝えるとともに、引き続き変わらぬ支援や指導を願う気持ちをしたためて。堅苦しい言葉より等身大の言葉のほうが読み手の胸に響きます。
- ・旧年中のご縁に感謝いたします。
本年もご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 - ・○○さんから、いつもよい影響をいただいております。
心からの感謝を込めて。 - ・いつも温かい声援をありがとうございます。
本年も一生懸命、励んでまいります。ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。 - ・いつもお心遣いをありがとうございます。
期待に応えていけるよう、本年も精一杯、努力してまいります。 - ・旧年中は何かとありがとうございました。
今年はさらに成長できるように、がんばります。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
気の利いたひと言一覧
健康を気遣うひと言
健康を気遣うひと言は、あまり大げさにならないよう、さらりとしたためるのがポイントです。また、「おいといください」の「いとう(厭う)」には、「大事にする」という意味があります。
- ・その後、お変わりありませんか
- ・お変わりなくお過ごしのことと思います
- ・いかがお過ごしでしょうか
- ・ご健勝をお祈りしています
- ・どうかご自愛ください
- ・お身体を大切に
- ・お身体をお大事にしてください
- ・お身体をおいといください
- ・健やかな毎日をお祈りしています
感謝のひと言
ありがとうの言葉は、すべてのコミュニケーションの基本です。積極的につづりましょう。
- ・いつもありがとうございます
- ・いつも感謝しています
- ・旧年中はお世話になり、ありがとうございました
- ・いつもお気遣いくださり、感謝の気持ちでいっぱいです
- ・いつも応援してくれてありがとう
- ・○○さんの存在が励みです
- ・温かいお心遣いに感謝しています
- ・おかげさまで、元気にがんばっています
幸せを願うひと言
文末で「~しますように」というフレーズでしめくくると、読後の印象がやさしく、やわらかくなります。
- ・よき(よい)一年になりますように
- ・すばらしい一年になりますように
- ・心穏やかな一年をお過ごしくださいますように
- ・充実した一年になりますように
- ・たくさんよき(よい)ことがありますように
- ・幸せいっぱいの毎日を過ごせますように
- ・たくさんの笑顔に囲まれますように
- ・穏やかな毎日をお祈りしています
次につながるひと言
お互いの関係が発展していくことを願って、文字をつづりましょう。親しい相手なら、気軽に誘う言葉を添えても喜ばれます。
- ・またお目にかかれますのを楽しみにしております
- ・またお会いできますように
- ・またお会いしましょう
- ・またお会いできるときまで、お互い元気に過ごしましょう
- ・今年はどんな一年になるのでしょうか。楽しみですね
- ・今年はたくさん会いたいね
- ・近いうちにまた○○にでも行きませんか
- ・また一緒に食事に行きましょう
希望を感じるひと言
節目の時期だからこそ、新年の目標や抱負を宣言すると、自分にも気合いが入ります。おのずと目標達成に近づくでしょう。
- ・春が待ち遠しく感じられます
- ・希望の春を迎えたいです
- ・今年も一年、がんばります
- ・今年の抱負は○○です
- ・今年は○○な一年にしたいです
- ・今年は○○にチャレンジしたいと思っています
- ・一歩一歩、地に足をつけて歩んでまいります
- ・よい一年にしましょう
- ・お互い、飛躍の一年にしたいですね
- ・夢がかないますように