お悔やみの手紙は、むずかしいですね。そう頻繁に書くものでもありませんし、読み手の気持ちを思うと、どうしても、ペンを持つ手が重くなります。
手紙に関する本を読むと、「お悔やみの手紙はできるだけ早く、訃報を受けたその日か翌日に書いて送りましょう」などとあります。
たしかにそうかもしれません。気落ちしている相手には、できるだけ早く「見守っています」となぐさめたり励ましたりする必要があるからです。
頭では、わかります。けれど、なかなか筆がすすまないこともあるでしょう。
「書き慣れていない」「失礼があってはいけない」などの気持ちから筆がすすまないときは、「文例を活用する」方法もあります。インターネットで「お悔やみ 文例」などと検索し、目に留まったものの中からしっくりするものを選び、それに沿って、文字をしたためるのです。
相手のことを思い浮かべながら、文字をなぞる。すると、知らず知らずのうちに、みなさんらしい言葉が心に浮かんでくると思います。
その後、文末で、亡くなった方との思い出深い出来事や、心に残っているひと言を、みなさんご自身の言葉で書き添えましょう。
まずは文例を活用する。その後、みなさんらしい一言を書き添える。
書きにくい手紙の場合、それも、手紙上手への一歩です。
お悔やみの忌み言葉
死や不幸が続くことを連想させるような言葉や重ね言葉は避けましょう。また、喜ぶ、楽しい、嬉しいなど、悲しみのシーンに不適切な言葉も避けましょう。
死、死亡、四(=死)、九(=苦)、度々、ますます、重ねがさね、返す返す、次々、続いて、引き続き、近々、繰り返す、再び、追って、くれぐれも、まだまだ、いよいよ、ときどき、しばしば、さらに、生きる、生存
プライベートのお悔やみ
お世話になった方へのお悔やみ
- ・【文例】お悔やみ-4(上司のご家族へ)
- ・【文例】お悔やみ-5(恩師のご家族へ)
- ・【文例】お悔やみ-6(ご主人を亡くされた奥様、ご家族へ・香典に添えて)
- ・【文例】お悔やみ-7(恩師のご家族へ・お花料に添えて)
親しい人へのお悔やみ
仕事でのお悔やみ
お悔やみにおすすめのアイテム
お悔やみの手紙は、相手のさまざまな思いを汲み誤解を与えないためにも、最もフォーマルな形式で送ることが大切。白便箋に薄墨で書くのが基本です。封筒は、白の一重のものを使用しましょう。また、お葬式に参列できず、お悔やみの言葉を添えて香典を郵送する際に最適な一筆箋、不祝儀もご紹介します。
ミドリ きれいな手紙が万年筆で書ける便箋 無罫A
白とクリームの2色入りですが、お悔やみには白を使いましょう。文字の中心線を意識することでバランスよく文字を書き進められる「秘密の下敷き」が付いています。
ミドリ 一筆箋 きれいに書ける一筆箋 縦横両用
縦書き、横書きの両用にお使いいただけます。文字の中心線を意識することでバランスよく文字を書き進められる「秘密の下敷き」が付いています。
ミドリ PC 金封 不祝儀 蓮柄
土佐和紙を使った不祝儀袋の右下に立体的な蓮をワンポイントであしらいました。蓮が偲ぶ心をより一層深く伝えます。4枚の短冊(御霊前、御香奠、御佛前、無地)と中袋がセットになっています。
ミドリ PC 金封 不祝儀 菊柄
土佐和紙を使った不祝儀袋の左下に立体的な菊をワンポイントであしらいました。菊が偲ぶ心をより一層深く伝えます。4枚の短冊(御霊前、御香奠、御佛前、無地)と中袋がセットになっています。
ミドリ 金封 お花料 華色透かし 百合柄
ほんのりと美しい色が透けてのぞく花のデザインを施した、キリスト教の通夜・告別式・法要時にご使用いただける金封です。百合には純潔や清浄の意味があり、供花としてふさわしい花です。中袋が付いています。
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