家族や友人、知人が落ち込んでいる時や悩んでいる時は、励ましの手紙を書いて送りましょう。
想像してみてください。たとえば、失恋したとき、病気になったとき、ケガをしたとき、天災に遭遇したとき、仕事でミスしてしまったとき、何気ない態度や言動でだれかを傷つけてしまったとき…。
こうしたときに温かい言葉をかけてもらったら、普段以上にうれしく感じるのではありませんか。心がホッと温かくなり、勇気さえ湧いてくることもあるでしょう。
落ち込んでいる人を励まし、まわりの人のやる気を引き出す言葉を心がけると、知らず知らずのうちに、自分も元気になります。
相手に喜ばれ、感謝されることで、自分にもよいエネルギーが返ってくるのです。
手書きであれば、それはなおさら。
手書き文字には、ただ手書きであるだけですでに力があります。言葉の力に胸を借りるつもりで文字を綴りましょう。
元気が出る言葉
- ・大丈夫(これだけがんばったんですから、大丈夫!)
- ・うまくいく(◇◇さんなら、きっとうまくいくと思います)
- ・応援している(◇◇さんのこと、いつも応援しています)
- ・見守っている(いつもみんなで見守っています)
- ・元気を出して(元気を出してくださいね)
- ・勇気を出して(勇気を出して、がんばって!)
- ・よい結果につながるように(よい結果につながりますよう、お祈りしています)
励ましの手紙の書き方
励ましの手紙というと、難しいと感じる人もいるようです。「相手が弱っているときだからこそ、何気ないひと言で傷つけてしまいそう」「励ましたい気持ちはあるけれど、うまい言葉が思い浮かばない」などの理由から、つい消極的になってしまうこともあるようです。
けれど、受け取る相手の立場になって考えてみると、いかがでしょう?大切なのは、そこに何が書いてあるかより、どんな気持ちで書かれているか。たとえ多少文章がぎこちないからといって、「失礼な人だ」と感じるでしょうか。
いいえ、それよりむしろ、「自分のためにわざわざ手紙を書いて送ってくれたんだ!」と喜んでもらえると思いませんか。
励ましの手紙を書くとき、場合によっては、相手の状況(心や体の状態)がわかりかねることもあります。すぐによくなりそうなのか、少し長引きそうなのか。
詳しい状況については一切わからない、さらには、それらについて面と向かって聞くのがはばかれることもあります。
さほど深刻でない場合は言葉を選ばずにつらつらと文字を綴れそうですが、そうでない場合は、状況については一切ふれずに、快復後や次に会うときの楽しい出来事を連想させる文面のほうが、書きやすいと思います。
相手はどんな言葉を投げかけてもらったらうれしいでしょうか。どんな言葉を聞きたいと思うでしょうか。相手の気持ちを想像しながら、文字をしたためましょう。
その際、相手の趣味や好きな話題にふれて、「また一緒に○○に行きたいですね」「一緒に○○できる日を楽しみにしています」などと書くと、明るい印象になり、元気を出してもらえそうです。