【文例】療養中のお見舞い(取引先の方へ)

拝啓 桜の開花宣言とともに、よい知らせが届いてまいりました。ご退院、誠におめでとうございます。

 いつもお元気でいらっしゃる□□様が入院されたとお伺いいたしましたときは、とても驚き、わたくし共も大変心配しておりました。予定よりも早くご退院されたとのご連絡を受け、胸をなでおろしているところです。

 すでにお仕事の復帰の目途がついていらっしゃることもお伺いいたしました。お仕事熱心な□□様ですからすぐにでもお仕事に戻りたいというお気持ちなのではと拝察いたします。体力の回復も含め、あと一歩が肝心かと存じますので、万全の体調になりますようご静養ください。ご家族とゆっくりお過ごしになりますことが何よりの治療になるのではと存じます。わたくしの経験からもそのように思います。どうかお大事になさってください。

 ご退院のお祝いに、心ばかりの品をお送りいたしました。

□□様の後輩の方からお好みを伺い選びました。お気に召していただけますと幸いです。ご家族の皆さまにも、くれぐれもよろしくお伝えください。

 それでは、お仕事復帰されましたら、お顔を拝見しに貴社にお伺いさせていただきます。また、お目にかかれますことを心待ちにいたしております。 敬具

【文例】療養中のお見舞い(取引先の方へ)
【文例】療養中のお見舞い(取引先の方へ)
ワンポイントアドバイス
相手をいたわり、快復を祈る手紙は励みになったり勇気づけられるものです。
細かな状態を詮索したり、過度な同情は相手を傷つけることにもなりかねないので、書く内容にはくれぐれも注意しましょう。
また、お見舞状といっても、入院したばかりなのか、長期入院なのか、退院後の自宅療養なのかで選ぶ言葉が変わってきます。相手の状況にあった内容を書くようにしましょう。

書く内容のポイントは、次の通りです。(退院し自宅療養中の場合)
1.退院のお祝いの言葉
2.快復の兆しを喜ぶ言葉
3.自宅療養中の相手をいたわる言葉(自分も同じような体験をしている場合は、それを踏まえた一文をいれるとより思いが伝わるでしょう)
4.快復を祈る言葉
5.看病している家族をねぎらう言葉
6.見舞いの品を贈る場合は、末文にさりげなく書き添える

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