手紙の基本的な知識や弔事の際のマナーなど、手紙を書くときの迷いや悩みにお答えします。
宛名と自分の名前はフルネームで書かないといけないでしょうか。
相手の名前はフルネームで書くのが基本です。ビジネスシーンでは、相手に失礼が無いよう会社名や部署名も全て略さず書きましょう。
・宛名の書き方(封筒)
・宛名の書き方(はがき)
・【仕事・ビジネス】宛名の書き方(封筒)
・【仕事・ビジネス】宛名の書き方(はがき)
相手の部署名や肩書が長い場合の宛名の書き方を教えてください。
役職名は、4文字以内であれば名前の前に書きますが、5文字以上のときには、名前の前の行に小さめの文字で書きます。敬称の付け方にも注意を払いましょう。
(誤)営業部○○○○課長様。
(正)営業部課長○○○○様または、営業部○○○○課長
・【仕事・ビジネス】宛名の書き方(封筒)
・【仕事・ビジネス】宛名の書き方(はがき)
相手が複数の役職を兼務されている場合の宛名の書き方を教えてください。
上位の役職を優先して先に書きます。
・専務取締役 兼 営業部 部長などの場合:専務取締役 営業部 部長 ○○○○様
・役職名も名前も分からない場合:△△株式会社営業部ご担当者様
・役職は分かっているが名前が分からない場合:△△株式会社営業部課長
※敬称の付け方には注意を払いましょう。
(誤)営業部○○○○課長様。
(正)営業部課長○○○○様または、営業部○○○○課長
・【仕事・ビジネス】宛名の書き方(封筒)
・【仕事・ビジネス】宛名の書き方(はがき)
相手のお子さんの名前が分からない場合、手紙の中でどのように呼べばいいですか。
相手との関係性やお子さんの年齢などシーンに合わせて使い分けましょう。
息子さんの場合:ご令息(様)、ご子息(様)
娘さんの場合:ご息女(様)、ご令嬢(様)、お嬢様 など
「御中」「各位」「御一同様」はどのように使い分けたらいいですか。
下記の例を参考に、送る相手に合わせて使い分けましょう。
御中:会社や団体などの機関・組織宛の場合(例.株式会社○○御中)
各位:皆様方というような意味を持ち、株主やチームのメンバーなど複数宛に同一の文書を出す場合(例.株主各位)
ご一同様:宛先が同じ部署や事業所、家族などへのまとまった各人宛の場合(例.○○家御一同様)
下宿をしている人に送りたいのですが、宛名はどのように書けばいいですか。
縦書きの場合は、送りたい相手の名前のやや右上に、名前よりも小さく下宿しているお宅の苗字を「○○様方」と書きます。また、横書きの場合は、送りたい相手の名前のやや左上に書きます。
・宛名の書き方(封筒)
封かん部分をどのように閉じればいいでしょうか。
のりを使って封を閉じ、封じ目を書くか、封かんシールやスタンプを使いましょう。封じ目には「〆」「封」「緘」がありますが、「〆」が使われることが多いです。女性のみ「蕾」も使えます。お祝い事には、「寿」「賀」の字にします。ビジネスシーンでは、封かんシールやスタンプは使わず、封じ目を書きます。
<封じ目の種類と使い方>
「〆」…一般的な手紙に使います。
「封」…改まった手紙に使います。
「緘」…重要な書類に使います。
「蕾」…女性の封じ目として用いられています。※ビジネスシーンでは使用しません。
「寿」…婚礼などの慶事に使います。
「賀」…長寿のお祝いや昇進のお祝いなど祝い事に使います。
・宛名の書き方(封筒)
・宛名の書き方(はがき)
・【仕事・ビジネス】宛名の書き方(封筒)
・【仕事・ビジネス】宛名の書き方(はがき)