まずは全ての手紙の基本となる形式を理解しておきましょう。
手紙の定番構成は、前文・主文・末文・後付けの4つのブロックから成り立っています。これは、自分も書きやすく、相手も読みやすいうえ失礼が無い流れなのです。形式に沿うと、どなたでも手紙を簡単に書くことができます。
相手の名前や会社名は、行の中央から上にくるように書きましょう。(敬意表現)
目安としては、名前が行の真ん中にかかっていれば良いです。それより下にくる場合には、改行します。
ただし、改行したときに行の下半分近くに余白ができてしまうと、手紙全体が美しく見えないので、できる限りそのような形にならないように文章を工夫しましょう。
便箋の書き方の基本(縦書き)
目上の方や改まった手紙は、縦書きにしましょう。
1. 前文
「拝啓」などはじめの挨拶にあたる頭語、今の季節感を伝える時候の挨拶、相手を気遣う言葉(お世話になったときにはお礼を、ご無沙汰している場合にはお詫びなどを)という、3つの要素を書きます。
お詫びの手紙では、申し訳ないという気持ちを伝えることが最大の目的です。時候の挨拶は書かずに、単刀直入に本題に入りましょう。また、お見舞いの手紙では、相手の体調を気遣う気持ちを伝えることが大切です。
容態や被害の状況に応じて時候の挨拶は省きましょう。
2. 主文
「さて、ところで、実は」などの起語を用いて、手紙の目的・用件を簡潔に述べます。一通の手紙に、用件を2つ以上入れないように気をつけましょう。大事な内容が伝わりづらくなります。
起語とは、ここからが用件ですと、知らせるための書き起こしの言葉です。起語から書き始めると、文章の流れが良くなります。
よく使われる起語・・・さて、ところで、実は、このたびは、さっそくですが、突然ですが
4. 後付
書いた日付、差出人、宛名の3つを書きます。
日付は、正式には年月日を書きますが、月日だけでもかまいません。 また、お祝い事に関するものは、〇年〇月吉日と書いても良いでしょう。
1.文字は楷書で書きましょう。
2.相手の名前が行下にならないように、自分の名前や「わたし」が行頭にこないように書くのがマナーです。
3.2枚目に後付け(書いた日付、差出人、宛名)だけを書かないようにしましょう。
文字の中心線を意識することでバランスよく文字を書き進められる「秘密の下敷」付きで、他にも誰でも簡単に美しい手紙が書けるヒントが満載の「きれいな手紙が書ける便箋<細罫>」や「きれいな手紙が書ける便箋 お礼状用」などがおすすめです。
また、便箋選びに迷ったときは「TPOにあったレターアイテムの選び方」の「封書(便箋・封筒)の選び方」を参考にしてください。
便箋の書き方の基本(横書き)
横書きの手紙はカジュアルなものですので、友人や親しい間柄の人に適しています。基本的なルールは縦書きと同じですが肩の凝らない手紙にしたい場合は、頭語・結語を省き、簡略化したスタイルでかまいません。親しみのもてる素直な言葉を心がけましょう。ただし、誤字・脱字には注意しましょう。
1. 前文
横書きでは相手の名前から書き始めましょう。フルネームで書くのが基本です。 頭語は省いてもかまいません。時候の挨拶も、「~の候」ではなく、馴染みやすい表現で。
お詫びの手紙では、申し訳ないという気持ちを伝えることが最大の目的です。時候の挨拶は書かずに、単刀直入に本題に入りましょう。また、お見舞いの手紙では、相手の体調を気遣う気持ちを伝えることが大切です。容態や被害の状況に応じて時候の挨拶は省きましょう。
2. 主文
「さて、ところで、実は」などの起語を用いて、手紙の目的・用件を簡潔に述べます。一通の手紙に、用件を2つ以上入れないように気をつけましょう。大事な内容が伝わりづらくなります。
起語とは、ここからが用件ですと、知らせるための書き起こしの言葉です。起語から書き始めると、文章の流れが良くなります。
よく使われる起語・・・さて、ところで、実は、このたびは、さっそくですが、突然ですが
3. 末文
結びの挨拶(相手の健康や無事を願う言葉や、用件を総括する言葉)を述べます。頭語を省略した場合、女性は「かしこ」や「またお手紙書きます」など、カジュアルな表現で締めると良いです。
4. 後付
書いた日付、差出人、宛名の3つを書きます。
日付は、正式には年月日を書きますが、月日だけでもかまいません。 また、お祝い事に関するものは、〇年〇月吉日と書いても良いでしょう。
文字の中心線を意識することでバランスよく文字を書き進められる「秘密の下敷」付きで、他にも誰でも簡単に美しい手紙が書けるヒントが満載の「きれいな手紙が書ける便箋<横罫>」がおすすめです。
また、便箋選びに迷ったときは「TPOにあったレターアイテムの選び方」の「封書(便箋・封筒)の選び方」を参考にしてください。