慶事や弔事のシーンの手紙には、縁起が良くないので使うのはタブーとされている「忌み言葉」があります。手紙を書く上で、忌み言葉を避けるのは、大切なマナーです。せっかく心をこめて書いた手紙も、忌み言葉が使われていると相手の気持ちを害してしまうこともありますので、言葉選びには十分気を配りましょう。
結婚祝いの忌み言葉
別れや結婚を繰り返すことを連想させる言葉は避けましょう。また、最近は、子どもの誕生を示唆する言葉もタブーとなってきています。
一般的な手紙ではよく使う、「くれぐれも」「近々」などは、「くれぐれもご新郎様にもご伝言を」や「近々、御祝いの挨拶に伺います」のように、思わず使ってしまいがちですので、特に気をつけましょう。
出産祝いの忌み言葉
流産や死産、子どもの死を連想させる言葉は避けましょう。
新築・開店・開業祝いの忌み言葉
火災や災害を連想させる言葉は避けましょう。また、経営不振や倒産を思わせる言葉も慎みましょう。
退院・全快祝いの忌み言葉
再入院や苦しみ・死を連想させる言葉は避けましょう。
入学、就職祝いの忌み言葉
今後の苦労や先行き不振を連想させるような言葉は避けましょう。また、自分と比較し、自分を卑下するような表現は避けた方が良いでしょう。例えば、「できの悪い私の息子とは大違いで~」など。しらじらしく感じる褒め方も避けましょう。
お見舞いの忌み言葉
病気・怪我・災害などが、繰り返すことや長引くことを連想させる言葉は避けましょう。
お悔やみの忌み言葉
死や不幸が続くことを連想させるような言葉や重ね言葉は避けましょう。また、喜ぶ、楽しい、嬉しいなど、悲しみのシーンに不適切な言葉も避けましょう。