【文例】転任の挨拶(取引先の方へ)

拝啓 秋冷が爽やかに感じられる好季節、ますますご活躍のことと存じます。鈴木様、いつも公私ともにお心にかけていただき誠にありがとうございます。

 本日は、ご報告させていただきたいことがございましてお手紙を差し上げました。このたび、わたくしは○月○日付で東京本社への転勤を命ぜられ、同日着任いたしました。横浜支店在勤中に、鈴木様にお世話になったことやお聞かせいただいた貴重なお話を思い出しながらしたためております。真っ先に思い出しますのは、やはり、「△△導入プロジェクト」の件です。わたくしにとりまして、はじめて任された大きな仕事でした。そのプロジェクトにご尽力いただきまし上、不安でいっぱいだったわたくしの心にまでご配慮くださり、頭が下がる思いでした。今までよりご一緒させていただく機会が少なくなりますのは残念ですが、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 本来でしたらお伺いしてごあいさつを申し上げるべきところを、急なことで心ならずも失礼をし、申し訳ございません。後日、鈴木様のご都合のよろしいお日にちに改めてごあいさつにお伺いさせていただけましたら幸甚です。

 なお、後任には、○○が就任いたします。仕事に情熱をもって取り組んでいる者です。わたくし同様にご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 まずは略儀ながら書中をもちましてお礼かたがたごあいさつを申し上げます。 敬具

【文例】転任の挨拶(取引先の方へ)
【文例】転任の挨拶(取引先の方へ)
ワンポイントアドバイス
社外の方へのあいさつ状は、主に仕事の状況に変化があったときにお送りするものです。 形式を大切にしながらご自身の言葉を綴り、失礼にならない文章を書きましょう。
書く内容としましては、

1.知らせたいことを簡単な理由とともに説明します。「~のため、・・・となりました」など。
2.次に、これまでの感謝の気持ちを述べ、これからも変わらぬ支援を願う言葉を書きましょう。 具体的なエピソードがあるとより良いです。
3.そして、新しい環境に移る場合には、これからの抱負を述べたり相手とのご縁を大切にする言葉を書くと好印象です。
4.後任者の紹介も入れたほうが親切です。
5.文末には、新勤務地の住所・連絡先・所属などの情報を略せず正確に書きましょう。

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